2020/09/26 君のお母さんを僕に下さい!を読んでみた
3-4巻がいつの間にか発売されていたので電子書籍で買いました。
4巻の表紙でヒロインがウエディングドレスを着ていたので何となく察しましたが4巻で完結ですねー。
1-2巻が結構面白かったのでそのまま3-4巻も一気に買って読んでしまったのですが、やはり不自然だと感じる部分があります。
それはヒロインの心理描写です。
ヒロインは一度結婚しており子供も産んでいるはずなのですが、主人公への愛情の見せ方が恋愛初心者か?という感じがするんです。
死別した旦那が、両親とかから紹介されてそんな好きでもなく結婚した、とかいう背景があるんだったら分かります。
ただそんな設定じゃないはず・・・。
3巻でヒロインが主人公に会いたくて口実作って会いにきたとき、「ずっと前からこんなに切なかったのね」と、主人公と同じ気持ちになった(両想いになった)と読者に分からせるシーンがあります。
え。あなた旦那の時にはそういう気持ちにならなかったの?
1-2巻は割とタイトル通り、お母さんって感じが強く出されていたのでそれがよかったんですよね。
3-4巻になると母親っていうか(恋愛初心な)女性としてのヒロインが強く出されてしまっていてそれが違和感になっています。
再婚する女性の心理ってホントにこんな感じなのか?
この作品の直前に「フルーツバスケット」の10-16巻ぐらいを読んでいたので、そのあとに読むとすごく心理描写が甘い感じがしてしまいます。
上記理由でなんとなく惜しく感じてしまう作品でした。